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学生さんに「面接対策に何したらいいですか?」と聞かれたので1つだけ答えたこと


photo credit: business woman via photopin (license)

化学メーカーに勤めて10年が経ちますが、最近就活中の学生さん達といろいろとお話をさせていただく機会がありました。

研究という仕事や、会社で働くということについてひと通り話をした後、「あと、何か聞きたいことってある?」と問いかけた時にこの質問が来ました。

「面接対策に何したらいいですか?」

今回の記事はこのときに話した内容についてのメモです。

卒研をしっかりやってください

私の回答は「うーん、強いていうなら卒研をしっかりやることかな?」でした。

この理由はいくつかあるのですが、1つ目に、まず自分の研究テーマについてきちんと概要を説明できる人は、少なくとも自分の卒研に責任を持って取り組んでいるとみます。ということは、与えられた仕事に対しても責任を持って取り組んでくれる人だと期待できます。

2つ目に、その卒研の先(応用・用途)まできちんと話せるというのもGoodです。自分の仕事をちょっと引いた目線で見たり、自分で仕事のやりがいを見つけることができる人だと期待できます。

3つ目に、卒研を進める上での課題が何で、それに対してどう取り組んだのかをきちんと話せる人は、きちんと現状把握ができ、かつ自分で考えて問題解決ができる人だと期待できます。

以上が彼らに話した内容でした。

そういえば、この記事を書きながら思い出したのですが、今まで私が見てきた弊社の新入社員は皆「卒研何やってたの?」と聞くと、ほとんど初対面でも自分の研究について熱っぽく語ってくれる人達でした。

後は、卒研の内容が一般的に見ておもしろくないということを気にする学生さんもいましたが、「卒研の内容は関係ない」と人事の方は話します。

それは私からしてもそうで、人を見るのであれば何をやっていたのか?よりも、どういう風に取り組んできたのか?の方に注目したいところです。

必ずしも卒研について面接で聞かれるわけではないと思いますが、卒研という大きな課題について全力で取り組むことは、社会に出て何らかの問題解決に取り組む際の練習になりますので、しっかりやっておくことは個人的におすすめなのです。

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