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あなたはビットコインの原価を知っていますか?

最近、あるオフ会でビットコイン(BTC)の原価の話をさせてもらう機会がありました。現在、ビットコインの原価は約1000~1500ドルと言われています。その根拠はマイニングにかかる電気代などです。

ではなぜ、ビットコインには4300ドル(約48万円)もの値段がつくのでしょうか?それは、ビットコインにクレジット(信用/債権)が積み上げられているからです。

ビットコインが資産として信用されている根拠の一つには、ブロックチェーン技術があります。ブロックチェーン技術はデータの改ざんを実質不可能とする技術で、ビットコインの場合はどれぐらい強力かと言うと、地球に喧嘩を売るレベルだと思ってください。理論上は「51%攻撃」と呼ばれる改ざん方法があるのですが、それを行うことに経済的なメリットは全くありません。

もう1つは、人々の期待感です。「ビットコインは将来きっと値段があがる!」その気持ちがそのまま信用となり、ビットコインの価値を担保しているのです。

最期に、債権です。実はビットコインはFX(外国為替証拠金取引)のように、証拠金取引ができます。証拠金があれば、例えば2~15倍のお金を借りてビットコインを売買して利益を得ることが可能です。

あらゆる経済は、本来の価値にクレジット(信用/債権)を上乗せすることで、加速的に発展します。要するに、借金をして事業を行い、事業が発展すれば社会に多くの富が生まれるので、再分配された富を使って益々経済が発展し、いわゆるインフレが起こります。過激なインフレは最期にバブルになってはじけます。バブル崩壊は、本来の価値に対して、クレジットが積み上がり過ぎたときに起こります。

さて、ビットコインの原価は1000~1500ドルです。そこにブロックチェーン技術がクレジットを担保していることは間違いないですが、それが金額にしてどれほどの価値なのかはわかりません。ですから、人々がビットコインに落胆したり、借金をしてビットコインを売買している人が借金を返済できなくなったとき、ビットコインの値段は1500~2000ドル付近まで下がる可能性があります。

現在のビットコインの価格は適正でしょうか?定期的にビットコインの価格が上下することは何を意味しているのか、この記事がビットコインについて興味を持っている方が考えるきっかけになれば幸いです。(個人的には、将来10000ドルを超えると思っています。笑)

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