長く使っていると、マウスやマウスパッドにベタつきやヌメリが出てきませんか?これって気になりますよね…
会社で他人に自分のパソコンをちょっと操作してもらうときなども、できればきれいな状態で渡したいですよね。今日は化学者の私がやっている手入れの方法を紹介したいと思います。
1.マウス、キーボード
アルコールティッシュ、あるいは市販の除菌用アルコールで湿らせたティッシュでマウスやキーボードの表面を拭いてやると、ベタつきやヌルヌルがとれてきれいになります。
マウスのベタつきやヌルヌルは皮脂汚れが主原因なので、油ともなじみ易いアルコールで汚れを溶かして拭きとってしまうのです。
アルコールの濃度が高いと除菌もできますよ。アルコールティッシュがなければ、フェイシャルペーパーなどでもいけます。
なお、どうしてもとれないテカリは、脂汚れではなくプラスチックが摩耗してツヤを帯びた状態であることが多いです。
2.マウスパッド
重曹を溶かした水に漬け込むか、重曹を溶かした水をかけるだけでもOKです。
40℃ぐらいのお湯を使うとより効果的です。重曹の濃度は1%を目安にしてください。(水1リットルに重曹10gぐらい)
重曹によって繊維に染み込んでいた油が固まり、水に浮き出すことできれいになります。
ちなみに洗剤だとすすぎが大変なのであまりおすすめしません。
重曹であれば水に完全に溶けるので、最後のすすぎが楽です。水洗い後は洗濯機で軽く脱水をかけてから干してあげるとすぐに乾きます。
3.マウスパッドの重曹洗いの実例
ちょっと汚い物をお見せすることになりますが…
まずこれは40℃の重曹溶液にマウスパッドを入れる前の状態。
そしてマウスパッドを15分漬け込んだ後の状態。
水が黄色く濁り、脂カスが浮いているのがわかるでしょうか…
3ヶ月間洗浄していなかったので、けっこう汚れちゃってましたね。でも、こうしてたくさん汚れがとれるとけっこう楽しかったり。
マウスやキーボード、マウスパッドは常に手に触れるものですから、なるべくきれいな状態で長く使いたいですよね。みなさんもぜひ試してみてください。