11月12日に、シゴタノ!さんのタスクシュート「超」入門セミナーにゲストとして参加してきました。招待していただき感謝です!
その際に佐々木さんが、タスクシュート方式とGTDの比較&分析についての講演を行われたのですが、これがとてもわかりやすく、おもしろかったです。
この講演を聞いていて、現代のビジネスマンにはGTDよりもタスクシュート方式の方がとっかかりやすそうだなと思いましたので、その理由を書いてみます。
なお、TaskChuteは「ツールの名称」、タスクシュートは「思想・スタイル」という定義で区別しています。
1.タスクシュートは時間(分刻み)を管理する。
GTDは「気になること」を管理するシステムなのに対し、タスクシュート方式は明確に「時間(分刻み)」を管理するシステムです。
気になることを忘れずに管理しておくことも必要なのですが、現代のビジネスマンが求めているのは「時間」をきっちりと管理できる仕事術・ツールではないでしょうか?
※佐々木さんは、GTDは「気になること」、タスクシュートは「やること」を管理すると表現されていました。
2.メンテナンスにかかる時間が短い。
A successful tool is one that was used to do something undreamed of by its author. / katerha
GTDでは毎週のレビューの時間を大きくとってメンテナンスする必要があります。(例えば、土曜日に2時間など)
タスクシュート方式は1日のほとんどの行動をルーチンで形成させ、空き時間に「やること」をつめていきますので、メンテナンスは短時間で済みます。(例えば、前日に5~10分)
メンテナンスにかかる時間が短いというのはうれしいことです。
3.未来の自由時間の見通しがつけやすい。
Someone’s Lost Schedule Book / ASurroca
GTDは、NextActionをいつやるか?を単独では決めづらいシステムです。
やるべきことをずらりと並べられるものの、明日、明後日、1週間後、に自分のスケジュールがどうなっているのかを示してはくれないのです。
タスクシュート方式はまずルーチンタスクで未来のスケジュールを自動的に埋めてくれるため、未来の自由時間の見通しがつけやすいのです。
まとめ
私はGTDとTaskChuteを併用して日々を過ごしていますが、常々思うのは次のことです。
GTDはタスク処理の「状態」管理は得意だが、「時間」管理は苦手。
TaskChuteはタスク処理の「時間」管理は得意だが、「状態」管理は苦手。
相互に補えばちょうどいいんですよね。だから私は両者を併用しているのですが、どちらも未経験な人がいきなり2つを同時に始めるのは難しい。
なので、まずはメンテナンスが楽で、効果もすぐに実感できる「タスクシュート方式」が現代のビジネスマンにはとっかかりやすいのではないかな、と思うのです。
関連記事など
当日、私がEvernoteに作成したメモ書き。
シゴタノ!TaskChute「超」入門セミナー2011/11/12