突然ですが、32歳にしてマンガを描くことに決めました。
目的は、口頭や文章以外のアウトプット手段として、「マンガで伝える」を習得したいことと、うつ病で日常生活もままならず、趣味のゲームもめっきりやる気がなくなってしまったので、新しい生きる理由が欲しかったのです。
なぜマンガを描きたいという気持ちに至ったのかと言うと、大きく2つの要因があります。
1.とよ田みのる先生の影響
とよ田先生が25歳から漫画を書き始めたっていうのが衝撃… https://t.co/d1eSHdoR9e
— はま@うつ休職中 (@Surf_Fish) 2017年3月30日
何気なくとよ田みのる先生が、マンガを書き始めたのは25歳からというツイートをしていて衝撃を受けました。
デビューは30歳です。よく勇気づけられるって言われます(笑) https://t.co/KhdkJ5Jlw8
— とよ田みのる (@poo1007) 2017年3月30日
そうしたら、たまたまとよ田みのる先生が私のツイートに言及していただいたばかりか、デビューに至っては30歳だったという話を聞いて、本当に、すごく勇気づけられました。
過去にも「バクマン。」を読んで、マンガを描くということに強く興味を持ったこともあったのですが、そのときはすでに一日中仕事をする生活に悪い意味ではまりこんでしまっていたので、本気描こうという気になれませんでした。
2.日本橋ヨヲコ先生の影響
日本橋ヨヲコ先生の「少女ファイト」にガツンとやられました。その後、「G戦場ヘブンズドア」も読みました。
現在各電書サイトで「少女ファイト」1巻&2巻が0円セール中です📚こんなかんじでキャラクターの体型を描き分けていますので、よかったらそのあたりもチェックしてみてくださいね💗😊
1巻https://t.co/ppW6N3uH3W
2巻https://t.co/IMzJSaCFOb pic.twitter.com/yJ72rKtzJ1— 日本橋ヨヲコ★G戦場ヘヴンズドア完全版 (@yowoko) 2017年4月2日
本当に偶然で、1,2巻無料購入ならとりあえず買っておくかーと軽い気持ちで買っておいて、思い出したころに読み始めたら、その日のうちに13巻まで全部購入して読んでしまいました。1回だけじゃなくて、何度も最初から読みました。
マンガというのは、おもしろく見せるためのセオリーがあります、これを語るととたんに作品がおもしろくなくなってしまう可能性があるので詳しくは語りませんが、そのセオリーを満たした上で、日本橋ヨヲコ先生が伝えたい「不器用な生き方をしている人に知ってほしいことがある」というメッセージががんがん伝わってきたことに加え、僕自身のこれまでの生き方が主人公の「大石練」とダブってしまって、もろに感情移入してボロボロ涙が出てしまいました。
「おもしろいなー!」じゃなくて、「このマンガ、すごい」と思わされたのはすごく久々です。
3.液タブ購入しました
日本橋ヨヲコ( @yowoko )先生の作品の少女ファイトとG戦場に感涙し、大好きなとよ田みのる先生( @poo1007 )が25歳で漫画を書き始めたっていう話に刺激されて、30歳超えてますけど、私今日から漫画描きます。今、友人の商業マンガ家に相談して液タブの選定始めました…
— はま@うつ休職中 (@Surf_Fish) 2017年4月2日
ということで、今日からマンガを描きますとTwitterで宣言。嫁と相談し、iPadProでデジタル絵の感触を試させてもらった結果、いきなりですが、液タブとCLIP STUDIO PAINTを購入することに決めました。
何事も、熱中できそうな新しいことを見つけたら、できるだけ一番いい環境を揃えて始めるのが僕のやり方です。サーフィンのときもそうでした。道具や環境を言い訳にしたくないから、現時点で手を出せる最高の道具、環境でスタートしたいんです。
幸い、商業マンガ家の友人や、絵描きの友人はたくさんいるので、みんなも貪欲に利用させてもらうつもりです。
うつ病のときに何か新しいことを始めるのはご法度とされていますけど、ぼくは今とにかく生きる理由が欲しい。何から手を付けていいのか正直わからない部分が多すぎますが、ぼくはスタートアップの要領の良さには自信があるので、なんとかなると思います。あと、僕は作品を公開することにあまり羞恥心がない・・・はず。
将来的なことは全くわからないけど、ぼくがマンガ家になっていく過程、どこにいきつくのか、それをみなさんにも楽しんでもらえたらと思います。
購入したものなど
今なら1巻、2巻が0円で「購入」できます。お試し版ではないです。このセールはもう2,3日で終わりそうとのこと。
少女ファイトの中で出て来るあるマンガ家の若き頃を描いた作品です。少女ファイトを読んでから読むと、味わい深いです。(逆の順番も然り)
Wacom MobileStadio Pro 13(こちらはタブレットPC)と迷ったのですが、持ち運びをできるという利点だけで+6~7万円を出す価値を見いだせなかったので、Cinteq Pro 13にしました。一応、商業マンガ家の方などにも相談して、「まずはCinteq Pro 13でデジタル絵に慣れなさい。」とアドバイスをいただいたのでそうしました。
明日、液タブが届くので楽しみです。そしたらCLIP STUDIO PAINTを購入します!合計で多分15万円ぐらいの出費になりますので、いろいろと心配してくださる人が多かったのですが、大手企業で10年以上仕事しかしてなかった人間なので、当分、金銭面での不安はありません(笑)
将来的に金銭面の不安が全く無いかと言われたら嘘になりますが、最長で2年2ヶ月休職できますし、今回に関してはかなり重度のうつ病であることを身内も理解してくれているため、金銭的な援助もいろいろと受けています。だから多分、僕が死ななければなんとかなります。
うつ病で毎日不安定な日々を過ごしていることは相変わらずなので、どういうったペースで上達して、どこで挫折するかわかりませんが、この先どうなるのかわからないことが不安ではなくワクワクであるという状態が、うつ病の今非常にうれしいです。無理せず、がんばります!