友人の紹介をきっかけに視聴しました。
花咲くいろは シーズン1 – Amazon Prime ビデオで見る
本作品は、16歳の女子高生、松前緒花を主人公とした、全26話からなる青春群青劇です。
主な舞台は、石川県の仮想の温泉街「湯乃鷺温泉街」と、ときどき東京となっています。
本作品の全26話に対し、私が5点満点で評価をつけたグラフを下に示します。
平均点は4.3点、物語の盛り上がり方としては、スロースターター気味です。
最初の1,2話は正直なところおもしろみはほとんどありません。しかし後半の展開を盛り上げるためには必要となる話です。
第3話からようやく群青劇の様相となり、4話からおもしろみが出始め、8、9話で一旦ピークを迎えます。
これ以降は安心して楽しめる回となるのですが、特に20話以降からの最終話に至るまでの展開は非常に楽しめます。
最終話のまとめ方も良いです。なぜなら、1つの作品が終わったときに感じる寂しさと充足感のバランスが非常に良い仕上がりとなっているからです。
もう1つ特筆しておきたいのは、オープニングの出来の良さ。
見れば見るほど、歌と映像と物語の内容が調和していて、20話以降ぐらいになると、オープニングを見ているだけで涙が出そうになります(笑)
最後に、私がこの作品見ていて受け取ったメッセージは次の通りです。
「あなたの世界を作っているのは、場所ではなく、いっしょに過ごす人。そして、いっしょに過ごす人それぞれががんばっているからこそ、どんなところにもドラマは起こる。」
良い意味で各キャラクターの個性を抑えていることもあり、安心して見られる作品です。
今は刺激的な作品よりも、穏やかにアニメを楽しみたいなーという人におすすめです。