ダブルインボックスシステムとは、Inboxを2つ用意しておき、早く整理する必要のある/なしで事前に「やること」や「資料」を分けておく方法です。
実践編はこちら→【連載16:Evernote-タスク管理】ダブルインボックスシステムの実践
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ダブルインボックスシステムの利点
一言で言えばInbox整理の精神的負担が楽になります。
これは、自分の余裕に合わせたInbox整理と、漏れの無い管理を両立できるようになるためです。
「緊急度」と「やる気」はやることによって違う
例えば、次の2つを比較します。
・明日までに対処すべきこと
・いつかできればいいなと思うこと
前者はすぐにInboxから適切なノートブックに移されるべきですが、後者は時間に余裕があるときにInboxから移しても良いですよね。
緊急度とは別の視点だと、「これはすぐにやりたい!」と思えるものも、すぐにInboxから移したいものです。
Inboxの整理を先送りしないためのダブルインボックス
すぐにInboxから移したいほどの「優先度が高いやること」は確実に管理したいですよね。
しかし、そんなときにInbox内のノート数が50、100、200といった数字になっていたらどうでしょう?
「優先度が高いやること」がそこに埋もれていることを忘れていたら、Inboxの整理になかなか着手できないと思います。
そういった自体を避けることがダブルインボックスシステムの具体的な狙いです。
ダブルインボックスシステムに関する@rashita2さんの比喩
倉下さんの「高速道路と一般道路」という比喩がとてもしっくりくるので紹介します。
[inbox]は高速道路のようなもので、渋滞遅延が無い状況を目指します。一日ごとにinboxを0にする、ということです。[Rashita’s Notebook]は一般道路。混雑や渋滞があるかもしれませんが、のんびり景色を楽しみながら進んでいきます。ノートの整理は気が向いたらor週次レビューの際にでも。放置しておくノートも結構あります。
via R-style » Evernote企画4th:第三回:現在のノートブックと運用法(下)
まとめ
・Inboxを2つ作成し、優先度の高さで2つのInboxを区別する。
・緊急の案件、すぐやりたいことなどを優先度が高いInboxにいれ、確実に管理する。
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