Evernoteのローカルノートブックの機能の中で最も素晴らしいのは、
「アップロード容量を使用しない」
という点です。
アップロード容量は消費しないのに、Evernoteの優れた情報管理システムは使えちゃうんです。
今回はこのEvernote無料ユーザーなら絶対に知っておくべきローカルノートブック機能について解説したいと思います!
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1.無料プランでもファイル制限が無くなりました
Evernote が無料版アカウントのファイル種類制限を解除 « Evernote日本語版ブログ
Evernoteの大英断により、無料でとりあえず使ってみようと思う人は多いと思います。
しかし、月々のアップロード容量はわずか50MBです。ローカルノートブックの活用はこれに対する一つのアンサーになり得ると思います。
2.Evernoteの優れた情報管理システム
Evernoteを普段使用していない方にとっては、「Evernote=オンラインメモツール」というイメージがあると思いますが、それはEvernoteの魅力の1つでしかありません。
私が思うEvernoteの大きな魅力は情報管理システムにあるのです。
参考記事
シゴタノ! ― 改めて、Evernoteが何の役に立つのかを考えてみた
シゴタノ! ― 私が感じる、Evernoteというツールのスゴさ
3.ローカルノートブック機能とは
「Evernote for Mac」「Evernote for Windows」などのデスクトップクライアントの機能の1つです。パソコン本体(ローカル)にEvernoteのデータを保存する「ノートブック」を作成します。
ローカルにデータを保存することになるので、当然別のパソコンやスマートフォンからは見ることができません。しかし、それ以外はオンラインノートブックとほとんど変わりありません。
4.そのメモ、資料は本当に外出先や別のPCから見ますか?
仕事で使う資料やメモを自宅で頻繁に見るでしょうか?プライベートのメモやToDoリストを会社や外出先で頻繁に見るでしょうか?
オンラインで見れなくても特に不都合のない情報というのはたくさんあると思います。
ですから、アップロード容量を節約しようと思ったら、オンラインで見たい情報だけをオンラインノートブックにアップロードし、オンラインで見る必要のない情報はローカルノートブックに保存すれば良いのです。
5.情報漏えい対策にもなる
「会社でEvernoteを使いたいけれど、もしもの情報漏えいが怖い…」
ローカルノートブックに保存しておけば、そのパソコン以外からローカルノートブック内の情報を参照することはできません。つまり、ローカルノートブック機能を使うことで、オンライン上での情報漏えいリスクを大きく減らしてEvernoteの情報管理システムを使用することができます。
6.おすすめの使い方
Evernoteのインポートフォルダのデフォルト保存ノートブックを「ローカルノートブック」にしてしまえば、無意識にアップロード容量を消費することがないのでおすすめです。
オンラインでも見たい情報のみをそこから「オンラインノートブック」に移動させましょう。インポートフォルダについてはこちらの2つの記事が参考になります。
デスクトップにEvernoteのInboxを作成しよう | Punksteady
今すぐOfficeファイルをPDFに!超絶便利なevernoteの全文検索 | なまら春友流
7.無料プランで気をつけたい点
Evernoteの検索機能には
「画像内の文字を認識する」「PDF内のテキストも検索する」
という2つの便利な特徴があります。
無料プランの場合、画像内文字認識は使えるのですが、PDF内のテキスト検索機能は使えませんので、その点は注意が必要です。
ちなみにPDF内のテキスト検索機能はめーっちゃ便利です!画像内文字認識は便利な機能ですが、PDF内検索と比較するとおまけみたいなもんです。
8.補足事項(オン・オフでノートをやりとりしたときの挙動)
オンラインノートブックとローカルノートブックは相互にノートのやりとりが可能です。この場合のサーバー上での挙動は次の通りです。(3)をやらないように注意してください!
(1)オンライン→ローカル(サーバーからファイルが削除される)
(2)ローカル→オンライン(サーバーにファイルがアップされ、容量を消費される)
(3)オンライン→ローカル→同期→オンライン(同期の時点でサーバーからファイルが削除される。オンラインに戻すと再度ファイルがアップされて容量が消費される)
また、ノートリンクしていたファイルをオンライン→ローカルにした場合、そのノートリンクは機能しなくなります。ローカルに移動後にもう一度ノートリンクをはりなおせば使用可能です。
9.編集後記
Evernoteの真の便利さは課金してこそ体感できるのですが、今回のEvernoteの仕様変更により、無料ユーザーでもその便利さをほとんど体感できるようになりました。
Evernoteの情報管理システムの便利さを味わうと、必ず課金したくなるものと思いますよ!1日あたり10円ぐらいのコストですし!