認知リソースの節約は重要です。これは起きているだけで減っていくデリケートな資源です。 予定や作業を管理することは果たして「面倒」なのか?ーアシタノ・ハックス第2回 http://t.co/AOJcoPBF
認知リソースについては、私は佐々木さん(@nokiba)にならって認知資源と呼んでいます。
認知資源は起きているだけで消費される
人間は起きているだけで、目や耳からいろんな情報を「認知」しています。
これは無意識に行われている行動ですが、その無意識の中で「認知資源」はどんどん消費されているのです。
車がアイドリング状態でもガソリンを消費することを思い浮かべてもらえれば良いかと思います。
認知資源を多く消費する行動
「認知資源」を多く消費する行動というのは、「物事を考える」です。車だとアクセルを踏んで走っているときですね。
ですから、心配事があったり、頭の中で何かを考えながら別のことをしていたりする状態では、認知資源を常に多く消費していることになります。
記録は認知資源の節約に役立つ
認知資源が枯渇してくると、ひどく疲れを感じたり、ミスをすることが多くなったりします。
ですから、物事を効率よく進めていくためには、必要なときだけ認知資源を使い、それ以外ではなるべく認知資源を節約することが大切です。
予定や作業を管理したり、記録をとったりしておくというのは、認知資源の節約にとても役立つのです。
頭の中だけで処理することは認知資源の無駄遣い
また、マジックナンバーという言葉があるのですが、人間が同時に頭の中で覚えていられる物事は「5±2の数」までだそうです。
ということは、頭の中でいくつものことを同時に考えていると、マジックナンバーからあふれた物事については、何度も何度も考えなおす必要があります。これはまさしく認知資源の無駄遣いです。
記録をとっておけば、勝手にその記録が消えてなくなるようなことはありませんので、予定や作業を管理したり、記録をとったりすることは認知資源の節約につながるのです。
認知資源を回復させるには
佐々木さんも言っておられますが、回復させるには「寝る」しかありません。ですから、睡眠時間の確保はとても重要です。