事実は事実であり、その解釈は各個人の主観に委ねられる

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「ザ・ワーク 人生を変える4つの質問」などの著者で知られるバイロン・ケイティは、「私たちの心を乱すのは、現実に起きていることではなく、起きていることに対する考えである」と主張しています。

事実を事実として受け入れず、誤った解釈をするために、私達は心の葛藤を抱え、ネガティブな感情に飲み込まれてしまうのです。

バイロン・ケイティは自身のワークの中で、怒りや悲しみといった感情を伴って自分の状況を話すクライアントに何度も問いかけます。

「それは本当でしょうか?」
「その考えが本当であると絶対に言い切れますか?」
「そう考えるとき、(あなたは)どのように反応しますか?」
「その考えがなければ、(あなたは)どうなりますか?」

このような問いかけに答えていく過程で、ふとした瞬間にクライアントは言葉をつまらせ、涙を流し始めます。

何が事実で、何が自分の思い込みであり、自分の思い込みが自分を苦しめていたのだと気がつくからです。

人が事実に対して誤った解釈をしてしまうのは、過去にあった辛い出来事から二度と心を傷つけられないようにと、自分の心に防衛プログラムをインストールしてしまうためです。

この防衛プログラムの存在によって、人は現実に対していつも疑いを持ち、被害者意識に煽られ、自分で自分の心を苦しめます。

心の安定を得るためのゴールは、防衛プログラムを手放して無防備な状態に戻ることではありません。

「実際に起こっている事実と、自分の解釈を意識的に切り分けること。そして事実をありのままに受け入れること」です。

私達セラピストはその切り分けの手伝いを行うだけであり、「そのような考えは捨て、こう考えなさい」と考えを押し付けているわけではありません。クライアントが自分自身で答えに気がつかないと、本当に理解したことにならないからです。

セラピストに対して胡散臭いイメージを持っている人は、まさに「自分の意見を批判し、別の考えを押し付けてくる人間に違いない」といった解釈で私達を見ているのです。

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