最近、Windowsのできるだけ標準的な機能を使って、Evernote×GTDのようなタスク管理システムが構築できないかを模索していました。
これは、セミナーなどで「Evernoteなどのアプリを使うことができない環境でも、どうにかPC上でGTDを実践できる方法はありませんか?」と質問を受けることが多かったためです。
模索の結果、だいぶ満足のいく出来まで構築することができたため、その方法について複数回に分けて紹介していこうと思います。なお、記事の中で、Windowsで実践するGTDを「WinGTD」と呼びますね。
GTD専用フォルダを用意する
まずやるべきことは、「GTD専用フォルダ」を用意することです。
GTD専用フォルダとは、これからGTDのシステム下に置くフォルダとファイルを全て収納するフォルダです。
このフォルダには必ず行なうべき前準備があります。それはインデックスの作成です。
なぜインデックスを作成するのか?
なぜインデックスを作成するかというと、今後WindowsでGTDを実践していくにあたって、必ず検索機能を使うことになるからです。
インデックスが作成されていないフォルダにおいては、ファイルのタイトルやわずかな情報しか検索対象となりません。
しかし、インデックスを予め作成しておくことにより、ファイルの中の文章などについても検索対象となり、検索精度が飛躍的に向上します。検索の速度も速くなりますよ!
インデックスの作成方法については、こちらの記事が詳しいです。Windows XP,Vista,7,8以降で対応しているようです。
↓インデックスの設定を開くには次の通り(Vista,7の場合)。
「スタート」→「コントロールパネル」をクリック→「プロパティ」をクリック
コントロールパネル右上の表示方法を「小さいアイコン」にして、「インデックスのオプション」をクリック
via インデックスの作成と最適化で検索速度を向上 | Windows高速化(XP/Vista/7/8対応)
インデックス作成にあたって必ず行なうべき2つの設定
次の2点を必ず設定してください。
「ファイル名」だけでなく、「ファイルの内容」を含めたインデックスを作成
ファイルの内容までインデックス登録するには、上で開いた「詳細オプション」ウインドウにある、「このファイルのインデックスの作成方法」で、設定する事が出来ます。
「プロパティとファイルのコンテンツのインデックスを作成する」を選び、「OK」ボタンを押して設定します。
via インデックスの作成と最適化で検索速度を向上 | Windows高速化(XP/Vista/7/8対応)
特定のフォルダの内容だけをインデックス登録する
上記で表示させた、「インデックスオプション」ウインドウから、「変更」をクリック
「インデックスが作成された場所」 と言うウインドウが表示されるので、「作成された場所の変更」から、インデックス作成に必要なフォルダだけにチェックを入れ、「OK」をクリック
なお、チェックボックスの隣にある「三角マーク」を押せば、フォルダが展開されます。
via インデックスの作成と最適化で検索速度を向上 | Windows高速化(XP/Vista/7/8対応)
これら設定がWinGTDのベースになります。これさえおさえておけば、かなり快適に運用できるはずです。