5分間の話をするときのチェックリスト « 純コミックス
きのう、さくっとLTをやるための手順をじゅん(@jun0424)さんにお話しました。
これがなかなか好評だったのでブログでも紹介しようかと思っていたところ、じゅんさんがばっちり記事にしてくれていました!これはありがたい!
ということで私はチェックリストの各項目について簡単に解説してみようと思います。
(1)一度文章に書き起こす
自分が普段心がけていることであっても、人前できれいにしゃべるためにはある程度整理しておく必要があります。ということで、一度文章にして整理します。
(2)それを頭の中でリハしてみて2,3分で終わるようなボリュームにする
2,3分でしゃべれることはかなり限られているので、最初に思いつくままに書き出したら後はひたすら内容を削って純度を上げていきましょう。
私の場合ですと、最初にまずタイトルで「主張」。
そんでもって主張に結びつける伏線として、みんなが共感できそうな身近な例を挙げます。
次に主題と思い切り関係している内容で利点やおもしろさを説明し、再度主張に戻すという構成にしています。
(3)本番では1.5倍の時間がかかるので、それを考慮しながら言いたいことを5分以内におさめる
文章を見ながらのリハは、「本番では人に見られている」という意識が薄いので短時間で終わります。
実際に人前で話すときは、聴衆の様子を確認しながらゆっくりしゃべったり、アドリブで補足したりするため、私の場合はだいたい1.5倍の時間がかかります。
(4)残った時間は「言いたいこと」を広げた話を時間までしていれば5分
最初の3分程度で「自分の言いたいこと」をきちんと主張し、それが聴衆に伝わっていればその時点でLTは成功です。
あとは時間切れまで「主張」の話を広げていき、さらに聴衆の方々に楽しんでもらいましょう。
実際に、当日会場に向かう電車の中で用意して、静岡ライフハック研究会Vol.3で発表したLTがこちらです。
タイトル「もっと人の名前を呼ぼう」
「自分の名前のことを、人は大事にするものです。
メールや手紙の宛名などで、自分の名前の漢字が間違えられているととても気になりませんか?また、たくさんの言葉が飛び交っている場所でも、自分の名前を呼ぶ声はよく聞こえますよね?
こんな感じで、私たちは無意識のうちに自分の名前を呼ぶ声に敏感になっているんですね。
ここでみなさんに聞いてみたいんですが、それなりに人の多い職場で働いているよーという人は手を挙げてください。
…ありがとうございます。すみません。改めて名前を伺ってもよろしいですか。
○○さん、はい、ありがとうございます。では、ここで一つ実験をしますね。私のことを会社の同僚だと思ってください。
朝、職場の廊下で偶然会いました。おはようございます!
では、次は挨拶をちょっと変えます。朝、職場の廊下で会いました。
あ、○○さーん!おはようございます!どうですか?どっちのほうがグッと来ました?
はい、ありがとうございます。こんな感じで、私たちが自分の名前に重要感を持っていること、名前を呼んでもらうとうれしいことがわかりますよね。
ですから、みなさんも相手の名前をもっと呼んでみませんか?
きっとコミュニケーションが少し円滑になることと思います。同僚、友達、恋人、家族にぜひ試してみてください。」
ここまでで3分ぐらいです。
この後は、鉄鋼王アンドルー・カーネギーが「人の名前を大事にする」こと利用して人生の成功を収めた話を簡単に行い、元ネタがデール・カーネギーの「人を動かす」であることを説明して、5分ぴったりで終了しました。