Kindleの電子書籍は定期的にセールが開催されるため、興味のある本が安くなっているとついつい買ってしまいますよね。
そして積ん読がたまっていくわけですが、最近この積ん読を消化するのに良い読書方法に辿り着きました。
具体的には、本田直之さんの「レバレッジ・リーディング」を参考にKindleの特性を組み合わせた読書方法です。
Kindleの目次からのジャンプ機能を活用
Kindleの電子書籍は、基本的に目次に書かれている見出しをタップすればそのページに飛ぶことが可能です。
また、読書の進捗状況を示すバー(Kindleアプリの下部に表示される)のアンカー機能を活用すれば、容易に目次に戻ることができます。
これらの機能を組み合わせて、次のとおりに本を読みます。
1.まず目次をゆっくりと読む。
2.目次の中から、気になった部分をジャンプして読む。
3.読んだら進捗バーから目次に戻る。
これらを繰り返し、気になった部分がなくなればその本を読了とします。
この読書方法の背景の思想
本を最後まで読む必要はない
レバレッジ・リーディングでは「本は最後まで読む必要はない」と書かれています。
これはなぜかというと、読書をする目的は「本から必要な情報を得ること」だからです。極端な話、自分が必要とする情報を得られたなら、1ページを読んで読了としても良いということです。
言い換えると、「読み始めた本は最後まで読まなければならない」という思い込みをまず捨てるところからまず始まります。
この思い込みを捨てるだけでも、積ん読はだいぶ消化しやすくなります。
目次は本の要約である
各章、各節(項)の見出しは、そこに書かれている内容の要約を表しています。目次はその内容の要約を一覧にまとめたものなので、本の要約を表していることになるでしょう。
そのため、目次をじっくりと眺めるだけでも、「この本にはどんな情報が書かれているのか?」を大まかに察することができるはずです。
特に電子書籍のみの作品は、紙の本と違って立ち読みができないことから、編集さんと著者さんは目次の見出しに命をかけます。本の紹介ページで見られる情報は見出しだけなので、見出しが魅力的でないと電子書籍が売れないからです。
そのため、紙の本の場合よりも、電子書籍の目次に書かれている見出しはよく考えられて作られており、見出しから得られる情報は多いはずです。
見出しから興味のある情報を探し、その部分だけを読んで読了とするのはそのためです。
実際に試してみてわかったことなど
スキマ時間に本を読みやすくなった
気になった節(項)を読むスタイルだと、読書の区切りをつけやすくなります。
そのため、ちょっとしたスキマ時間でも、SNSやマンガなどに手を出さずに、本を読む頻度が増えました。
並行読書がやりやすくなった
本を読み始めたらその本を読み切る!というような思い込みがなくなるので、並行してつまみ食いをするような読書もできるようになります。
並行読書は難しい本を読むときの気分転換になる他、同じ分野の本を並行して読めば複数の視点で理解を深めることができて良いです。
ちょっとだけ…のはずが読了につながるうれしい誤算
目次からちょっと読むだけだから…と思っていたら、想像以上に内容が面白くてそのまま1冊読みきってしまうということも増えました。
この読書方法は読書のとりかかりのハードルを下げてくれるので、これまで以上にたくさんの本を読めるようにしてくれます。
まとめ
・欲しい情報が得られれば、本は全て読まなくても良い。
・目次は本の要約である。
・Kindleの機能を活かして、目次と気になる部分を行き来する。