1.会社はダイナミックな遊びができる大人の遊園地
会社というところは、給料をもらうだけのところではない。会社の経費を使ってダイナミックな遊びができる大人の遊園地でもあるのだ。会社の金を使って、独立してからではできないことができるチャンスなのだ。
via 20代は勉強に狂いなさい!
これを実感として理解できるようになるまで、私もだいぶ時間がかかりました。
会社に入ったばかりの頃は、「会社=働いてお金をもらう場所」というイメージだったので、ポジティブな側面はあまり見えていませんでした。
しかし、20代前半に他社のプラントを使って試作品をつくるという経験をさせていただいとき、自分の指示で動くお金と人の量の多さにびっくりしたものです。
もちろんこれは会社の力に依るところがほとんどではありますが、使えるものはどんどん使ってしまえばいいのです。
自分のやりたいことと、会社のやりたいことが一致していれば、会社も喜んでお金を提供してくれます。この感覚が身についたころから、仕事がぐっと楽しくなりました。
2.仕事の主役になるために役職は必要ない
主役になるというのは、部長になるとか役員や社長になるということではない。
(中略)
主役になるとは、ヘゲモニーを持つということである。簡単にいえば、企画でもセールスでもあなたの意見を聞かないうちは何も進まないというパワーを持つということだ。生命線を握っているということだ。これが主役である。
via 20代は勉強に狂いなさい!
本書で書かれている通り、仕事の主役になるために、役職は関係ありません。今自分が置かれている場所で、自分の専門性や技術をしっかりと発揮すれば、仕事の主役になれます。
何者でもない新入社員のころは、仕事の主役になれる機会はほとんどありません。しかし、会社にいるうちに自分の専門性を磨けば、役職に関係なく仕事を動かせる立場になれます。
私もまだまだ自分の会社の分野に関しては勉強中の身ですが、10年働いてきたことで「仕事の主役になること」が段々わかってきました。
刺激を受けたい20代前半におすすめの本
具体的な手法よりは「考え方」をいろいろと教えてくれる本です。
様々なビジネス書を読んできた方や、30代以上の方には物足りない本となりそうですが、自分の働き方について刺激を受けたい20代の方には良い本だと思います。
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